地名の起源「鶴居」

地名はそれぞれいろんな理由があって付けられています。鶴居の地名の起源については「近村めぐり一歩記」という古い書物に

次のように書かれています。

一条天皇のとき(986~1010年)神崎郡に三足の鶴が舞い降りた。

それ以後ここは「鶴井」と呼ばれるようになった。

ついで、永延2年(988)亀山の小山から三足の亀が出たので「鶴井―亀山」と並び称されたという。

本徳寺の後亭がその小山の跡という。

古文書を見ると昔は「鶴井」と書かれたようです。本徳寺というのは飾磨の本徳寺のことです。

ここは浄土真宗の播磨布教の拠点であったことで有名です。

「後亭」については今は不明ですが、現在お寺には「霊亀の庭」と呼ばれる庭が残っています。

 

【ぶらり市川散歩道 165ページ 地名の起源「鶴居」より】