寺家森稲荷と高森稲荷

 上牛尾寺家、字西ノ谷の小高い山の中腹に祇園神社があり、この境内にはふたつのお稲荷さんが並んで祀られています。 

寺家森稲荷の由緒は、昔、村に鉄砲持ちが沢山居た頃、ある人が山で鹿か猪かと思って撃ったところ、

なんとそれが白い狐だったので稲荷大明神を祀ったことからはじまったと伝えられています。 

 高森稲荷の由緒は、昔、東の川の少し上に何かの木なのかわからない大木があり、村外の買受人がその大木を買って切りました。

すると、その人は体調が悪くなってしまったため、お稲荷様をまつりしたそうです。

以前は笠形寺蔵王堂の屋敷にありましたが、揃って今の場所に移されました。

 

【ぶらり市川散歩道 185ページ 寺家森稲荷神社・高森稲荷神社】


実際の寺家森稲荷神社と高森稲荷神社。

双子のように並んでいて可愛らしいです。

笠形山の駐車場から歩いていける距離です。

神崎郡市川町上牛尾2049-14