戸安焼堂跡

上瀬加、戸安の旧集会所の建物のあたりに、むかし小さなお堂がっていたそうです。

このお堂には石の地蔵尊がまつられてあり、「焼堂の地蔵」と呼ばれていました。

 このお地蔵さんには不思議な言い伝えがあります。下牛尾の忍辱(にんにく)山の頂上にお堂があり、

の地蔵尊が安置されていました。ところが300ほど前に山火事が起きて、お堂が焼け落ちてしまいました。

この時、お地蔵さんが姿を消してしまい、どうしたわけか上瀬加戸安に立っていたそうです。

 村人たちはそこにお堂を建て、手厚くおまつりしました。そして誰が言い始めたともなく、

このお堂のことを「焼堂」と呼ぶようになったそうです。

 

【ぶらり市川散歩道142ページ 戸安焼堂跡】