烏瑟沙摩堂

東川辺の大通寺の境内に、烏瑟沙摩堂と呼ばれる小さなお堂が建てられています。

ここには烏瑟沙摩大明王という会様がまつられています。

この神様は身体の下半身を守ってくれるとされ、特に子授けや安産などを願う女性達に厚く信仰されています。

願い事をする時には、女性のシンボルといえるカンザシやクシをお堂に納めます。

お堂には長い年月にわたって願い事を行ってきた、たくさんの女性のカンザシ・クシでいっぱいになっています。

このお堂には、遠い昔から現在に至るまで、女性の素朴でしかも切実な願いがこめられています。ここには時代を越えて

共通する人間の心を見ることができるのではないでしょうか。

【ぶらり市川散歩道 60ページ 烏瑟沙摩堂】


大通寺右側にある小さなお堂が烏瑟沙摩堂です。

秋には町の天然記念物に指定されている高さ10mの山茶花や、紅葉が境内を彩ります。