甘地の積清寺の門前には滝の水と呼ばれている湧水があります。
どんな干ばつの時でも水量は変わりなく年中一定の水が湧き出し、村人の飲料用水として利用されていました。
この滝水には弘法大師と茶たき老婆の伝説があります。その昔、弘法大師が諸国行脚の時、福崎町田口に立ち寄り、のどが渇いたので
七種川で物を洗っていた一人の老婆に飲水を求めましたが、その老婆は断りました。
大師は七種川の水流を渇せんと言って、田口峠を越えて甘地の里を訪れ、同じく老婆に茶を求められました。
老婆は快く茶を与えました。大師はこの恩に報いるために、杖でこの地を打ちました。
するとみるみる清水が湧き出してきて、今日までに及んでいます。
そして、七種川は枯れてしまったそうです。また、弘法大師の石像の西側には、湧水伝説の主の老婆の墓があるといわれています。
『甘地村沿革誌』より
【ぶらり市川散歩道 13ページ 甘地の瀧水】
市川町観光協会
〒679-2315
兵庫県神崎郡市川町西川辺715
TEL : 0790-26-1040
FAX:0790-26-1032
ichikawacyou_kan@yahoo.co.jp
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から