『鶴女房』の昔話はみなさんご存じだと思います。「若者が傷ついた鶴を助けたところ、鶴は美しい女に姿をかえ、女房となって布を織る」という話で、全国で語り継がれています。
ところで、この話では、正体を見られた鶴が飛び去った地が、「播磨国皿ヶ池」とされています。
昔話の研究者によれば、この話は書写山を本拠地としていた盲目の琵琶法師の集団が全国に伝えた可能性が高く、
法師が語る時、書写山の近隣にあった「皿池」の名を使って多少の創作を加えたかもしれないそうです。
その場合、書写山と鶴居と何か特別な関係があったのかもしれません。いずれも想像の域を出ませんが、
「皿池」は「鶴女房」のルーツとも思われます。
【ぶらり市川散歩道 31ページ 皿池】
今も残る鶴居の皿池。
対岸には鶴のオブジェが2羽設置されています。
近くには鶴居の城山も。
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